コラム

市民協働まちづくり研修

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今日は、福井市の市民協働まちづくり研修会。

勤続5年目の若手職員が対象で、2つのまちづくり団体(NPO法人森のほうかごがっこうさん、美のまちプロジェクトさん)とそれぞれの協働パートナーの行政担当の方がペアですわってお話を展開するというスタイルでした。

 

講演会でもパネルディスカッションでも、一方的に人の話を聴くのは大変です。参加型学習の場合は、15分を超えると人権侵害と言われるくらい。

 

今回は、事前に2団体あてに聞きたいことを質問形式で提出していただいたため、ニーズにそった展開ができ、進行役としては、とても有難かったです。しかも、本質をついた質問ばかりで、なぜまちづくりに携わろうとするのか、質問に答えていくうちに、自然に伝わっていくような流れとなり、本音トークをして下さった4名の皆さん、ありがとうございました。

 

特に印象に残った言葉は・・・

・子どもたちとの活動は、教育ではなく「よりそい」と思っている(森のほうかごがっこうさん)

・自分がやりたいことだから、会社員時代と違って自己責任でやれるし、大変なことがあっても辛くはない(森のほうかごがっこうさん)

・できない理由をあげていくことはしない(森のほうかごがっこうさん)

・まちづくりのWSがいろいろあるけれど、WSのためのWSのような感じがある、それよりもっと実行性あること、動きながら考えることがしたかった(美のまちプロジェクトさん)

・ある程度の根拠は持つけれど、ゴールを明確にして、あとはトライする。うまくいかなくても修正していけばよい。まずは動いて理論はあとから構築されていく(美のまちプロジェクトさん)

・最初、怪しいと思われても、想いを言い続けた(美のまちプロジェクトさん)

 

共通しておっしゃっていたのは、「自分がやりたいことではなく、社会に対して何ができるかを考えること」というメッセージでした。

 

自分がやりたいことなら、趣味の世界。まちづくりは、まず地域や社会のニーズに真摯に向き合い、何ができるかな?を考えることから始めると、自然に人がついてくる、そう感じた時間でした。

 

お二人の行政担当者の方々も、あたたかく寛大なパートナーシップを発揮しておられ、信頼の絆が深いことが伝わってきました。夜中の12時半でも電話で相談できる仲とは!

森のほうかごがっこう

美のまちプロジェクト

 

 

 

 

 

 

 

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