先日出席した一般社団法人シンクパール活動報告会。
私はちょうど、男女雇用機会均等法とともに社会に出た世代ですが、現在、女性総活躍社会がさかんに言われている中で、女性の健康が、どれほど「総活躍」の土台として尊重されているのか確信を持ちづらい。
均等法世代の女性は、当時、社会から大きな期待を背負わされ、均等である代わりに、倍の努力をしなければというような風潮もあった中で、なかなか大変な時代でした。
話は戻りますが、シンクパールでは、女性の健康問題について、女性はもちろん男性も理解を深め、社会全体で考え、行動していこうという趣旨で活動されています。
活動発表では、若い学生さんたちの活躍がとても頼もしく、特に複数の男子学生が熱心に取り組んでいること。
それにしても、日本女性の子宮頸がん検診率の低さは、他国に比べて顕著ですし、健康管理意識が低い。晩婚化、妊娠出産の高齢化、女性疾患の増加など、「女性総活躍社会」を単純に語れない。
がん教育が、小学校から始まったという話題には、健康管理リテラシーを高めていくことが期待されます。
健康問題は男女問わず重要です。ただ、産む性としての女性の健康は、仕事との両立に大きく関わる問題であり、社会の健全な維持そのものに関わるでしょう。