立教大学社会学部のゼミ「持続可能な地域と環境」にお誘いいただき、坂井市大関地区の助け合いのまちづくりの話をすることに。オンラインなので東京でも距離感なく、画面上でうなづいている姿が伝わるので双方向的でした。
最初は、学生達が『小さな地球の大きな世界 プラネタリー・バウンダリーと持続可能な開発』の読み合わせの後、「生態系の破壊や気候変動によって人類の経済活動にどのように影響が出るのか」をディスカッション。
大関の助け合いのまちづくりでは、地域の住民が主体的に動くことの意味、次世代につなぐことの意味、持続可能性は環境問題だけではないこと等をお話ししました。
首都圏出身で東京で学生生活を送る若者に、地方の農村地域の活動は、どのように映ったでしょうか。
学生からの質問では、
・シティズンシップの授業で、議論の仕方なども学んだのですが、ファシリテーターはどうすれば育成できるのでしょうか。
・地方の方が、地域コミュニティは固いのでしょうか。
・福井は、幸福度がトップレベルと聞いたことがありますが、実際どうですか。
・東京で仕事をしていた時と福井とでは、仕事の内容はどのように違いますか。
などなど。
その後、豊島区をフィールドに、持続可能な政策や活動について話し合う時間でしたが、
・女性にやさしいまちづくり(待機児童ゼロ、ご近所SNS等)
・拠点公園の再整備
・空き家対策
・アートカルチャー都市構想
など様々な視点から意見が出ていました。
特に「女性にやさしいまちづくり」が全てのグループから出されていたことが印象的でした。また、「消滅可能性都市」としての問題提起も。
残り2回の授業で、持続可能性についてどのような提案が出されるのか、楽しみにしています。
追記
後日、皆さんのリアクションペーパーを送っていただきました。
心に残ったキーワードの数々や自身の経験と照らし合わせて考えたこと、教育のあり方や親子、地域のあり方に言及する意見など、印象的な感想が多く、次への一歩が期待されます。ありがとうございました。