コラム

国際女性デー

昨日(3月8日)は、国際女性デーでした。
しかし、日本ではほとんど話題にならないですね。

ヴァレンタインやホワトデー、さらに今年、福井は大雪でしたので、2月14日にチョコを渡せなかった人のためにと、製菓業界の提案でヴァレンタインが2度もありました。

 

私が印象深かったのは、10数年前、ブリスベンのお宅にホームステイをさせていただいた時のこと。そのお家の世帯主(男性)は大学で政策科学を研究&教育されている方で、ドア番号の8を見せて「私の誕生日は3月8日、国際女性デーなんですよ!」とにっこり。

ホームパーティをして下さった時も、台所でお料理を作って下さり、高速を自分で運転してこられた80歳を超えるお母様はじめ、女性の面々はテーブルでワインをいただいていました。

 

今朝のBSニュースでは、ロシアの国際女性デーの様子が詳しく報じられ、プーチン大統領のメッセージやまちの様子、職場で働く女性たちの様子など。(ロシアでは、国際女性デーにちなむ最大の事件として1917年の二月革命)。

そもそも、1904年3月8日にニューヨークで、女性労働者が婦人参政権を要求してデモを起こしたことがきっかけで、国連は1975年(国際婦人年)の3月8日以来この日を「国際婦人デー」と定め、女性の十全かつ平等な社会参加の環境を整備するよう、加盟国に対し呼びかける日となっています。

春の花、ミモザを送り合うという話も聞いたことがあります。

日本のジェンダー指数のあまりの低さはいろいろなところで問題視されています。制度的なものもそうですが、一般国民が、こういう歴史や記念日のことを知らないのでは。

商業主義的チョコレートやクッキーはにぎやかですが。

 

写真:ファーブルのミモザ。

月別アーカイブ