2019年に開発し、実践を重ねている「福井県版気候変動教育ミステリー」。
その題材をもとに執筆し、査読通過した日本環境教育学会の研究論文が、公開されました。
当論文は、システム思考を育てる教材としてイギリスの地理学から出発し、オランダ→ドイツへと広がっていきました。ドイツでは、トーマス・ホフマン氏が気候変動ミステリーとして確立し、その後、高橋敬子氏(立教大学ESD研究所)がホフマン氏とともに日本版を開発したことがきっかけとなっています。
そして、日本初の地方版として福井県が事業主体となり、福井県・高橋氏・水上の三者共同作業で「福井県版気候変動教ミステリー」を開発しました。
執筆・発行にあたっては、福井大学名誉教授櫻井康宏先生、生物科学研究所の井口豊先生、および日本環境教育学会の諸先生方に大変お世話になりました。また、教材の試行においては、県内の多数の学校教育現場の先生方、生徒さん達に大変お世話になりました。ここに、改めて深く御礼申し上げます。
ぜひ、ご一読いただき、学校教育や社会教育の場でご参考にしていただければ幸いです。
日本環境教育学会「環境教育79号」研究論文
なお、9月29日(水)に開催される下記の勉強会にて、福井県版ミステリー、および2020に開発した「課題解決ワークショップ」、以上2種の教材について、その内容と成果を紹介いたします。
気候変動教育勉強会 第4回 学校向けプログラム開発と実証
開催日時:2021年9月29日(月曜日)16時~17時30分
講師:水上聡子さん(アルマス・バイオコスモス研究所代表)
福岡真理子さん(一般社団法人あきた地球環境会議理事兼事務局長)
開催形態:オンライン会議システム「zoom」を使用 ※ZoomURLは後日お送りいたします
人数:200名(先着順)
詳細:https://epohok.jp/event/13811(外部リンク)
主催:環境省EPO北海道(北海道地方ESD活動支援センター)
https://epohok.jp/(外部リンク)
環境EPO北海道主催「気候変動教育勉強会」
内容詳細はこちら。