コラム

坂井市まちづくり


 

6月5日、坂井市まちづくり研修会(主催、坂井市総合政策部まちづくり推進課)。250規模の大ホール、ひとつずつ空ける椅子が満席で、鯖江市の北中山地区と坂井市木部地区の取り組み、坂井市の若手職員の自主研究グループの取り組みが発表されました。
 

私の方では、子どものまちづくり参加も中心話題の一つとしましたが、そこでとても重要なこと、それは、大人のまちづくりが高齢化やマンネリ化で課題があるからという理由で子どもを利用するのではなく、子どもに頼るのでもなく、「子どもの権利」として子ども自身が意見を出し、活動することで力をつけていくということ。 
ここを間違えてしまうと、大人がお膳立てしたレールに子どはお客さんとして乗るだけになってしまう。
 

北中山の例では子ども達がすでに担い手となって活躍していたり、木部地区でも様々な子どもと一緒になった活動があります。自主研のアンケート調査では、地域の人材育成と参画が複数の問いの上位に。
 
どうすれば多くの人達を巻き込んでいけるのかというフロアからの質問に、北中山の答えは、最初は義理で参加した人が7割いた、しかし、その人達から牽引役が何人も出ている。
 
内発的動機づけ理論は、最初、外的な要因で動機づけられたとしても、動いていくうちに、それを自分の中で自分のものにしていくことの可能性、重要性を包含しています。
 
明日は大関地区のワークショップ。どんな出会いがあり、どんな心の変化を辿っていくか楽しみに、慎重に進めたいと思います。

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