コラム

坂井市男女共同参画ネットワーク研修会

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昨日、坂井市男女共同参画ネットワークの皆さんと過ごしました。

市内12の団体が参加されている組織です。
研修テーマは、「次世代につないでいきたいものはなに?」

ERICの人権教育の土台「わたし・あなた・みんな」についてお話して「セルフエスティーム4つの窓」と「理解のための傾聴トレーニング」を前半で行ってから、後半の本題に入りました。

最初の導入、「今日、何をしたいですか?」。
突然の問いでしたが、「心の交流」から「今までいろんな研修に参加しても自分の中で確信(核心)となって次に進めるものをつかめないため、それを明確にしたい」という気持ちまで、いろいろ出していただきました。

理解の傾聴は、この人はこういう人だと勝手に決めて聴いてしまったり、自分のフィルターをかけて聴いてしまっていることに気づかれたり、逆に、普段感じていた通りの方だったと納得された方など気づきはそれぞれに。

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差し入れに持ってきてくださった地元のスペシャル牛乳を休憩時間にいただいた後、

「次世代につないでいきたいもの」と「次世代のねがい」を考えました。

特に、「次世代のねがい」を「想像」するワークが今回いちばんのハードルで、チャレンジでした。

「想像」という行為は、「理解の傾聴」とともに難しく、しかし、それがないと、次世代につなげていきたいことも一方的な想いになりがち・・・

前回、坂井市制10周年でのまちづくりWSの時に気になったのが、「次世代のねがい」ではなく「次世代へのねがい」を考えていたグループが多かったことです。

当事者の立場になって想像する、考える、話をしてみる、理解しようと努力してみる、、、

ほんとに、日々のささやかな人間関係の中でも、なんて難しいことか。

「わたし・あなた・みんな」が腑に落ちて、無意識のうちに、それができるような関わり合いが、次世代に自然に伝わっていくことを願って帰途に着きました。

参加していただいた方々の真摯さ、誠実さ、協力や自己主張、笑いや真剣さに、尊敬と感謝の気持ちです。

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坂井市男女共同参画ネットワーク研修会

 

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