コラム

行動経済学会(ナッジの応用研究)

昨年より、中部ブロック7県の地球温暖化防止活動推進センターの共同で、ナッジを活用したCOOL CHOICEの普及啓発事業の実践的研究(主宰:一般社団法人環境創造研究センター)をしている関係で、11月9,10日に開催された行動経済学会に参加してきました。
 

初日には、ベストナッジ賞選定のためのポスター発表(行動経済学会&環境省共催)。残念ながら受賞2団体には入りませんでしたが、興味を持って話を聞きに来ていただいた方、ありがとうございました。
 

受賞は、以下の2団体。
・NECの「感謝フィードバックによる資源循環促進」
・警察局岐阜県情報通信部、静岡県情報通信部による「オプトアウト方式による休暇取得の促進」
 

どちらもナッジを使うことで、資源循環(ごみの減量、分別)を促したり、休暇をとりやすくしたりするもの。具体的な成果が出ていて、説得力がありました。
 

学会には自治体からの参加者も複数みられ、実践発表もあり、自治体に就職してナッジを政策に生かしていきたいという学生さんも参加しており、市民の行動変容につなげていく公共政策の手法として注目が高まっていることを実感しました。

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