コラム

山間地での農福連携事業

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二日間、仕事で新潟の山間地を訪問していました。

高齢化率50%近いような山奥の村々。積雪は3mになります。

ここは、長岡の山奥の村にあるUNEHAUS。HAUSはドイツ語。
古民家を使って、活動拠点になっています。

 

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農福連携をテーマに、障碍者、高齢者、生保の方、精神的にひきこもりとなっている方などが、毎日ここに集まり、農作業をして、昼食を一緒に食べるそうですが、日々だいたい20人くらいで、年間5,000~6,000人が利用されます。

 

ここで農作業をして元気になって、社会に出ていく若者。
昼食づくりや送迎サービスで活動するボランティアの方々。
みんなのエネルギーが集まって、みんなで元気になっていく場。

 

私たちの訪問のために、30人ほどのスタッフや利用者の方々が歓迎して下さり、一緒に手づくりのご飯をいただき、どぶろくづくりの工場まで案内していただきました。

 

活動の中心となっている方々が次々とマイクを持って、人生や活動を語って下さいました。

 

福祉インフラや災害インフラも十分でない山間地で、生きがいの場、安心の場、喜びの場になって、皆さんがいきいきと話され、圧倒されました。

 

国の補助事業の評価で伺ったのですが、経済効果などではとても評価しきれない、社会的底力がほんとにお見事でした。

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