コラム

新年度のごあいさつ


 

1月の投稿より年度末の諸業務で県内外の出張が重なり、ゆとりを保ちづらく、しばらく投稿をお休みしていました。
 
気候変動、脱炭素・ゼロカーボン、まちづくり、市民協働、人権・男女共同参画、市民団体の学習、SDGs、ESDなど領域を超えて、参加型学習で学び合う様々なワークショップが続き、それぞれの意義を確認しながら進んだ日々でした。参加される年代も、小中高生から、年配の方々まで、実に幅広く、あたたかい協働の場がひろがりました。
 
どの機会も印象深く、課題も感じながら、一方で成果の手応えを実感した時間でした。また、定性的にも定量的にも、分析したり、考えたり、担当の方々と意見交換したりの連続でした。いちばん嬉しく思ったのは、やはり、参加された方々が自身の気持ちや考えに気づき、自らの内面に力を芽生えさせたこと、それが互いの対話を通して生まれたことです。
 
ようやく新年度を迎えました。今年度は、さらに一歩進み、参加される方々の学びの深さ、その後の意識・行動変容をより確実なものとしながら進んで参りたいと思っています。
 
内発的動機づけとシティズンシップ教育の実践的研究で博士学位をいただいてから9年が過ぎました。その後、様々な現場を通して、その実践と研究は続き、主催・担当して下さる方々の目的意識や熱意、絶大なご協力に励まされながら、いろいろなチャレンジをさせていただきました。
 
その都度、主催者、担当者の方々にとっては、勇気やコミットメントが不可欠な決断だったことと思います。明確な目的意識と意志を表示していただきながら、多くの貴重な助言も賜り、丁寧なご準備、そして本番から終了後のふりかえりまで、熱心な体制を作って下さり、深く感謝いたします。そのご恩にお応えできるよう、新年度も地道に進んでいきたいと思います。
 
どうぞよろしくお願いいたします。

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