先月開催された福井県屋外広告物審議会で、第8回「ふるさと福井景観広告賞」の候補が決まりました。
今年も、優良デザイン部門と景観改善部門に分かれて審査が行われ、それぞれに多様な視点から意見が出されました。
特に重視したいのは、景観改善部門で、大型の広告物を撤去した事例です。
撤去には、多額の費用や手間がかかります。条例改正にともない規制が厳しくなりつつも、積極的に撤去しようとするには、決断が必要だと思います。
改善というと、古いものから新しいものに作り直すイメージですが、「撤去」という行為そのものを評価していくことは、大変重要だと思うのです。
特に、国道、県道等の沿道型の大型看板です。
景観におよぼす影響を面積で考えれば、小さくて素敵な広告物が複数誕生するより、大型でビッグダメージの広告物が1つでも減る方が改善効果が大きいと思います。
受賞作品は、下記の「まちづくりセミナー」で表彰され、県のHPでも後日アップされます。
●まちづくりセミナー●
2017年12月19日午後1時半~4時半
福井県国際交流会館
入場無料、定員100名
講師:西畑敏秀氏(仁愛女子短大生活科学科教授)
事例発表:福井市都市戦略部
過去7年間の受賞作品は、下記からご覧になれます。