こども環境学会で、エコヴィレッジづくりを通して、子どもたちがどのように関わってきたのか発表させていただきました。
居住されるお家のお子さんだけでなく、作業の応援にかけつけて下さった中にもお子さんたちがいましたし、県の住教育事業と地元集落の子ども会と共催で2年連続開催したワークショップでは、むらの子どもたちとお父さんお母さんたちが多数参加しています。
子どもたちが、自分たちの住環境を感じたり考えたり、自ら創り上げていくことで、住環境意識が芽生え、内発的、主体的な人に育っていくことを願っています。
写真は、むら歩きワークで農家の2階に上がらせていただき集落の眺めを見たサッカー少年3人が「わあ、きれい~」と声をそろえて言った瞬間です。
大人が誘導したわけでもなく、優等生の答えを期待したわけでもなく、自然に口から出てきたこの言葉に、手ごたえを感じたあの時を思い出します。
日頃、自分が住む集落のことをほとんど意識することなく学校やスポーツに打ち込む彼らの目に、むらの風景はどんなふうにうつったでしょうね。
森のほうかごがっこうの正木さんの発表では、地域とのつながりを大切にするプレイパークのことを語られ、地域再生やくらしをささえる場になれば、とのメッセージがとても印象的でした。
ノーム自然環境教育事務所の坂本さんは、ハックルベリーの森での活動を通して、人間もいきもののひとつにすぎないこと、パッケージのアクティビティではなく、子どもたちの力を信じ待つことの大切さを方っておられました。
子どもNPOセンターの清水さんの発表では、子どもの権利条約の中で、特に、子どもの意見を言う権利、遊んだり休んでもいい権利など子どもの参画に重要なポイントがおさえられていていました。