「傾聴」のワークは、ずいぶんと色々なところで開催されているようですが、私がERICで参加した時には大きな発見があったのです。
ある題材をもとに、Ａさんが話し、Ｂさんはそれを簡潔にまとめて、Ａさんが何を言いたかったのかをフィードバックするのですが、私が話した後でフィードバックして下さったＢさんの話は、私が思っていたことと大事な部分が違っていたのです。
もちろん、話す側の問題もありますし、聴く側の思考や感性やその他さまざまな違いで、解釈が変わってくることは自然なこと。
しかし、「人権」ということを大切にしようと思った時、本当に相手が何を伝えようとしているか、訴えようとしているのかを真剣にくみ取り、「理解」しようと努力しながら聴く、というのは、意外と難しいことなのだと思います。
心をこめて聴くとか、目を見てうなづきながら聴くとか、積極的に質問しながら聴くといったことだけでなく、本当に「理解」しようとして聴く、というのは、日頃意識していないと、なかなか実践できないのでは、と思いましたね。
ですので、今回も、こんな新鮮な発見もしていただけたらと楽しみにしています。
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